東京の宿に投稿された感想・評価 - 6ページ目

『東京の宿』に投稿された感想・評価

hmsuga

hmsugaの感想・評価

3.4
単純な人情噺、お人好しの喜八さんに人情あるおかみさん。
世界恐慌時代を反映した作品でした。

1935年ともなると、小津作品のスタイルはほとんど確固たるものになっていると言えるし、ショットも冴え渡っているけど、これだけインタータイトルが多い作品を見ると、やっぱりどうしてサイレントに拘っていた…

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ゆべし

ゆべしの感想・評価

2.5
サイレント時代のほぼ最後なので、構図とカット割りは小津らしさが随所に見られて割と楽しめた。
弟「犬はめしだよ」
父「犬はめしぢゃねぇか!」
キャプションでこんなセリフ出たら笑ってしまう

戦前東京下町の工場街。子連れ放浪生活の喜八と、同じ境遇の母娘の人情味溢れる交流が描かれる。

ネオレアリズモらしからぬ哀愁、自首する喜八の背景に上がる花火、原っぱに座る親子を望遠で捉えた情景、貧乏親…

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メッシ

メッシの感想・評価

3.5

宿無し、職なしの父子の職探し。

小津安二郎にしては珍しく台詞で物語が進行されていく印象。
無声映画だからだろうか。

父は漸く職を得たが貧する親娘のために身を投げ打つ、というストーリーに捻りは感じ…

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Bee

Beeの感想・評価

3.9
初サイレント映画?かな。
とても良かったです。
第二次世界大戦前の映画か…。人情深くてどうしてこういうの嫌いになれないなあ
犬

犬の感想・評価

-

野良犬を捕まえて金にしたり息子にお酌してもらってエア酒飲みしたり、切ない音楽も相まって貧困が断腸すぎる前半。そして、我が子のためなら未だしも人の子のために盗みを働いてしまう喜八の後ろ姿は「これぞ人情…

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m

mの感想・評価

3.5


なんだかすごい惨めな気持ちになった。

お金って大事ですね……悲しい……って始終そんな感じだった

いつもセットが豪華な小津が、こんな少人数の衣装ボロボロの小道具は帽子一つ(しかも子供俳優がそれを…

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小津安二郎監督、1935年のサイレント作品。妻に逃げられ、宿なし金なしの喜八(坂本武)は2人の幼い息子を連れて職探しをする毎日。そんな時、同じく宿なしで職を探す母娘に出会う。母役のおたかを演じるのは…

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zhenli13

zhenli13の感想・評価

3.5

『その夜の妻』『非常線の女』の表現主義的でノワールな道具立てや目を見張るようなショットの連続、『東京の合唱』『生れてはみたけれど』の生の暴力性をも孕んだ豊かな子ども描写や飄然とどこか乾いていながらも…

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