ねこ

少年たちの時代革命のねこのレビュー・感想・評価

少年たちの時代革命(2021年製作の映画)
4.0
天安門事件を知らない若者たちが闘っている
“日本以外ならどこでもいい”と思ったことは一度もない、たぶんこの先もないと断言できそうな自分がそれを見ている
非道な扱いに心を痛め涙を流しながらも、(変わらないよ…)と虚しく思ってしまうのは、敵の強大さを1989年のあの日に見たからか
それとも自分には無関係だからだろうか

あのラストシーンは、そんな思いで見ている他所の人々へのメッセージではないだろうか
“私たちは希望を持ち続ける”と同時に“あなたたちも希望を棄てないで”と訴えているのではないか

彼らが香港の街を駆けて駆けて駆け抜けた先に、誰も見たことのない世界が芽吹いていて欲しい
ねこ

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