ヒュー

ウエスト・サイド物語のヒューのレビュー・感想・評価

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)
4.4
驚異のアカデミー賞10冠を成し遂げた古典的大傑作ミュージカル映画。

ポーランド系のジェット団とプエルトリコ系のシャーク団との対立とそれに運命を左右された男と女の物語。思ってたのと違いだいぶシリアスでした。
不良たちの指パッチンから始まり、街中を動き回り豪快に踊るオープニング。豪快ながらも皆ビシッと揃っているから観てて気持ち良い。
基本的に事あるごとに歌うためミュージカル映画が苦手な人に強くオススメできるような作品ではないけど音楽はどれも明るめでテンポが良いため150分という長尺があっという間でした。あと私が苦手としているストーリーは適当で歌って何でも解決するタイプと違い、ストーリーもしっかりあって恋愛描写も非常に良かったです。
ただマリアとアニタの描き方が適当で結局マリアにとって兄はどのような存在なのかいまいち掴めなかったり心情についていけない部分もありました。あと彼女らの歌パートだけ長く感じたな。

改善点はあれどこれぞ傑作という感じの映画でした。本作のリメイクがあのスピルバーグ監督の元製作されるらしいですが、"60年代らしさ"というものを果たして再現できるのかそれともバッサリ無くしてしまうのかどうしても不安なところであります。

P.S.ドクの店って飲み屋じゃなくて薬局やったんか!(笑)
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