ぴか

ウエスト・サイド物語のぴかのネタバレレビュー・内容・結末

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

最後の方のアニタに対する男たちの対応が胸糞過ぎてやばい
これは酷すぎる
見てられない

でもこれがリアルなのかもしれない

ロミオとジュリエットがベースだけど、ものすごく人種問題に焦点が向いてる感じがした

「遠くへ行きましょう」っていう言葉が、すごく虚しく感じる
遠くに行ったら本当に幸せになれるのか?
きっとどこに行っても付きまとう問題で、逃げられない
でも希望を持ってることが、救いなのかな

その救いも憎しみでなくなってしまう
結局憎しみはなんにも生まなくて、悲しいだけ

ロミジュリと違うのは、恋仲の2人が自分の手で死なないところ
それもなんだか2人が直接じゃなくて世間に間接的に殺されてしまうという感じがして虚無感を感じた

ラストのみんなが出口から出る人とそのまま八の字に別れていくところは、この出来事をきっかけで変わった人(互いに手を取り合おうとする人)と、変わらない人(だからといって相手を簡単には許せない人)に別れていく所がリアルだなと思った
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