抹茶マラカス

ウエスト・サイド物語の抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)
3.1
うーん、ミュージカル映画との相性の悪さが出た。
要は、ロミオとジュリエットなのだが、ご存知!な話に追加されたダンス、しかも歌詞のないものが多い前半は話が殆ど進まない。インターミッションまでの話は15分で済ませられる。だいたいいきなり序曲4分ってなんやねん、と。
そこから後半に無理やりドラマ詰め込んでるから、アンバランスになってしまう。
踊りも含めて、対立する両陣営が馴れ合いというか、ガキがじゃれあってるようにしか見えないのも残念。ただのダンスバトルぐらいの感覚だったからこそ、後半が急展開すぎる。血の匂いをもう少しさせておくべきだ。
私は踊りが観たくて映画館に行くのではない。物語を求めているのだ。