たけちゃん

ウエスト・サイド物語のたけちゃんのレビュー・感想・評価

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)
4.5
手を握って、そこへ行こう……


ロバート・ワイズ監督 1961年製作
主演ナタリー・ウッド、リチャード・ベイマー


ゴールデン・グローブ賞の結果が意外だと話題になっていますが、賞レース作品と相性の悪いたけちゃんとしては、「おっ、今年はハマるかも」と感じられて嬉しいのですよ。
ワンハリも大好き、また「1917」は上半期で最も期待している作品の一つですからね( ˘ ˘ )ウンウン
昨年のアカデミー賞では「グリーンブック」という素晴らしい作品を紹介してもらえて、幸せでした。今日、ノミネートが発表されますが、今年のアカデミー賞がどうなるか、密かに楽しみです。


話題は変わりますが、今年、残念なことの1つは「午前十時の映画祭」がファイナルを迎えることですよね~。
地方民なので、地元でゴゼジューはやってませんが、それでも、何度か遠征して観てきました。
しかし、今年度はまだ2本・゚゚(>_<)゚゚・
近くて遠いゴゼジュー。


ってことで、こんなシリーズ考えました。
【自宅でゴゼジュー】

今年のラインナップの中で、まだ未レビューのものをできる限り取り上げようと思ったものです。調べてみると、意外に多くて驚きました。まぁ、娯楽映画ファンの僕なので、名作レビューは少ないよね( ¯−¯ )フッ
それでも、企画の最終回は、やっぱり劇場に行きたいと思いまして「七人の侍」を考えていますが、それ以外は観に行くチャンスがありません(> <。)

ゴゼジューの良いところは、なかなか手を出しにくい名作を観るきっかけを与えてくれるところですよね。しかもデジタルリマスター版で。
今年のラインナップで僕が一度も観たことがないのは「砂の器」と「ベニスに死す」ですが、これはひょっとすると、今後も観ないで終わるかも⸜( ¯⌓¯ )⸝


午前十時の映画祭ファイナルの未レビュー作品
1. ウエスト・サイド物語←今回
2. 風と共に去りぬ
3. アラビアのロレンス
4. JAWS/ジョーズ
5. 未知との遭遇ファイナル・カット版
6. 八甲田山←1.23にレビュー予定
7. 日本のいちばん長い日
8. 砂の器
9. ベニスに死す
10. レオン完全版
11. テルマ&ルイーズ
12. 時計じかけのオレンジ
13. ダンス・ウィズ・ウルブズ
14. ショーシャンクの空に←フランク・ダラボンの誕生日に
15. 七人の侍←札幌遠征にてラスト


ゴゼジューを利用してレビューした作品
・ローマの休日
・メリー・ポピンズ
・雨に唄えば
・サウンド・オブ・ミュージック
・ニュー・シネマ・パラダイス
・グリース
・地獄の黙示録
・用心棒
・天国と地獄


ゴゼジューじゃないけど、レビュー済の作品
・ゴッドファーザー
・ブルース・ブラザーズ
・E.T.
・愛と青春の旅だち
・スティング
・レオン←完全版ではないけど
・未知との遭遇←オリジナル版だけど
・バック・トゥ・ザ・フューチャー
・バック・トゥ・ザ・フューチャー2
・バック・トゥ・ザ・フューチャー3

って感じです。
この中から全部ではないけど、週末を利用し週1ペースで観ていきたいと思っています( •̀ω•́ )و✧





さて、映画です。
記念すべき第1回は「ウェスト・サイド物語」
アカデミー賞全10部門受賞の超名作。
ブロードウェイ・ミュージカルの映画化作品です。

「プロローグ」の、あの口笛から始まるオープニングにドキドキ、ソワソワしますよね。
そして、流れるテーマ。
演奏はレナード・バーンスタイン。
僕はクラシックには明るくないですが、バーンスタインは知ってますよね。逆に「ウェスト・サイド物語」の作曲者がバーンスタインだということは、あとから知ったことです。
クラシック指揮者としても一流なのに、作曲もだなんて凄いことです。

加えて、このオープニングはソール・バスです。
僕は、あの街並みにも見える描画、すごい好きです。
やっぱりソール・バスのセンスは素晴らしい!


演出が本当に上手いですよね~。
僕はこういう音楽と絵がシンクロする作品、いわゆる"音ハメ"映画、大好きなんです。
曲とハンドクラップ、そして、ダンス。
喧嘩までもがダンス。
あとは、色使いとか、素晴らしいのよね。


タッチとしては「サウンド・オブ・ミュージック」のロバート・ワイズ監督ですからね。たしかに似てますよ。でも、こちらの方が若さと反骨が実に上手く描かれている( ˘ ˘ )ウンウン
しかも「ロミオとジュリエット」モチーフなので、ラストも胸に来て、実に素晴らしい。


ミュージカルですからね。
歌いまくりますよ~。
だから、意外と観ていない人、多いのでは?

でも、有名な曲ばかりですよ。
まずは「Jet Song」
ジェット団の挨拶のような曲ですからね。
このシーン、映画を観たことない人でも知っているのでは?それくらいに有名。
マイケルのMVで観た?
こちらが本家ですよ!
歌は吹替えですが、言われないと分からなかったなぁ。
オードリーの「マイ・フェア・レディ」なんかもそうですが、昔は多かったようですね。でも、やっぱり僕らは本人が歌うのを観たいかも。


ダンスパーティーのシーン、大好き😊
あのダンスバトル的な場面も、この映画が最初かも。
その中で出会うトニーとマリア。
「ロミオとジュリエット」が下敷きなので先のストーリーは読めるんだけど、ミュージカルにしたことで、こんなにも若々しいストーリーになるのが、ほんと素晴らしい。


他にも「Tonight」や「America」、そして、「Cool」など、どこかで聴いたことがあるぞ!って曲が目白押し。流石の名作。
映画を観たあと、サントラ盤を聴きたくなること必至。
ミュージカルが苦手なあなたも、一度は観てみて!




自宅でゴゼジュー、次回は「風と共に去りぬ」です。
長いなぁ~。覚悟して観よ(ˆωˆ )フフフ…
それではみなさんサヨナラ、サヨナラ、サヨナラ~