このレビューはネタバレを含みます
失踪とは違うけど「かもめが飛んだ日」の歌詞を思い出した。
同僚(田島令子)と海を眺めながら休憩する場面、火葬を待つ場面、春男(ダンカン)が行方不明になり他の同僚から事情を訊かれると2人して顔を背ける場面…全てよかった。
うろ覚えだけど「10秒ごとに考えが変わって頭の中がかき乱される」という台詞が個人的に心に残った。
序盤のシーンで登美子が夕方、玄関にもたれかかりぼんやりと海を眺めていた間も、30年間、10秒ごとにいろんな考えが頭の中を駆けめぐり続けていたかと思うと、息ができなくなりそう。