B子s

ファンタスティック・プラネットのB子sのレビュー・感想・評価

4.0
素晴らしいアニメーション
ビジュアルの強烈さから、もっと意味不明なアート作品かと思いきや、ちゃんと物語になっていた。

両親が中高生の頃だと思うと中々感慨深い。
切り絵のようなアニメーションといい、
そのタッチや色使い、
音楽にまで、
とてつもないノスタルジーを感じてしまった。
サウンド面で行くとフランス語なのもかなり良い。


赤ちゃんの時に見たような、幼い日に見た夢のような、昔のみんなのうたの様なザラついた記憶というか、
なんかそんな感じで懐かしみの連続。
初見です。

だからこそというか、やはり映画作品ではなく、映像作品として観てしまう映画だなと…。こんなにもメッセージ性を感じるのになぁ。作画がキョーレツ過ぎて。
↑褒めてる


そして気持ちの面だけで言うと、
私はどちら側にも共感してしまったのです。



ココからネタバレ?


トラウマ映画と言われるのもかなり納得。
ずっとピンクの象や、昔の中国アニメ(金猴降妖 )観てるようななんとも言えないゾクゾク感と、実際結構キモい描写もある。


あの、4人くらいデカい奴が瞑想なのかわかんないけどグニャグニャくっついたり捻れたりしてるのが1番気持ち悪かった。

登場する生き物も全部キモい。
かわいい生き物が出てきそうでひとつも出てこないのがまた味がある。

主人公の(恐らく)イケメンは顎が割れそうで割れない感じに育った。

瞑想の仕組みが理解できなかった。
B子s

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