トモキ

ファンタスティック・プラネットのトモキのレビュー・感想・評価

4.0
残酷なアニメーションに浮遊感のある音楽が余白を生んで「不思議」な感覚になる映画。それに反して設定が解りやすいためこれがまた面白い。このアニメーションを無音字幕無しで見た時何を感じるんだろう。
前に全く別のアーティストの「どこにもない場所のこと」という個展で「“未来”や“孤立”のように、作品に取り入れた特殊な視点や状況というのは、現在・現実の私たちを振り返るための装置」という言葉に感銘を受けたことがある。
ある種理解されないことが美しいと言われるようなアートが生まれている現代において、「アートの意義とは、人間の想像力を喚起することで、新たな価値を発見すること」ということを考えた時、ファンタスティックプラネットは50年前にそれを示していた斬新な作品であったと感じる。

Millennium paradeの「Veil」のMVに近いなと思ってYouTubeに行ったら公式が動画消してた...
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