ゼロからイチ
作品を作り上げるとはこういうことを言うのかもしれない。
人類の何倍もの大きさがあり、文明が発達している代わりに、流れる時間がゆっくりなドラーグ人。
ドラーグ人よりも小さい代わりに、生殖が容易で50倍もの早さで生きられる人類。
地球上では食物連鎖の頂点に立っているがゆえに、違和感があるが、作中では虫けらのように扱われる人類に強いショックを覚える。
だが、人類は学習と順応性、高い生殖能力によって、徐々に立場を逆転させていく。
ドラーグ人視点で見ていると人間はゴ◯ブリのようにしか見えないし、害虫のような存在感だ。
現代に生きる我々の認識を揺さぶってあまりある傑作。