印象に残るシーンがたくさんあって、エンドロールの頃には、胸がいっぱいで胃が痛くなった。
役者たちの演技もすごく良くて、医師役の人は実際に医師だそうだけれど、にじみ出るヒューマニティーが尊い。息子役の青年の透明感も記憶に残る。
演技の授業を通して、余命わずかな主人公が本当に生きることを追及し、生徒たちも必死に食らいついていく様子も良かった。
カトリーヌ・ドヌーヴは、ただですら過干渉な毒親の役なのに、大女優のオーラまで漂って、妖怪チックだった…
原題のDe son vivantは、彼の存命中に、という意味。
伝える言葉は、
Pardonne-moi.
Je te pardonne.
Merci.
Au revoir.
Je t'aime.
