このレビューはネタバレを含みます
余命ものだけど露骨なお涙頂戴はなく、静かに淡々と進み、鑑賞後はじんわりと余韻きた。
もし自分が死ぬとしたら、誰に最後の言葉を伝えるのか、逆に伝えられるのか、考えさせられる作品だった。
ベンジャミン、支える母、捨てられた息子、誰にも感情移入できる。片親でしばらく父と会ってない自分は、特に息子に感情移入できた。死ぬ間際の父を想像したら何て言葉をかけていいか迷う。
病院側の対応がポジティブで、とくに主治医の先生がめちゃくちゃ優しくて好きになれた。もし、自分がガンになったらあんな主治医にかかって最期を迎えたい。