愛する人に伝える言葉のmiiのネタバレレビュー・内容・結末

好みは分かれそう。私は好き。
死は誰にでも平等に訪れる。
それでも、心の準備なんて簡単にはできない。
末期癌を宣告された39歳の主人公とその母親が
不安や動揺、悲しみと向き合いながら、限られた時間の中で人生を見つめ直し、死と穏やかに対峙できるようになっていくお話。
演劇の先生という職業の主人公が生徒たちに伝える言葉のすべてが、自分自身に問いかけ、言い聞かせているようで、印象的であるのと同時に胸が苦しくなった。
死を見つめることは、生を見出すこと。
主治医役を現役の癌専門医が演じてるの、びっくりした。全然違和感なかった。
でも、だからかな、眼差しとか声音とかに喉がきゅっとなった。
フランス映画はいつもどこか芸術的な雰囲気が漂ってる。映像とか音楽とか。話す言葉とか。全てが美しい。