ChikaKoda

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリームのChikaKodaのレビュー・感想・評価

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■ 真のアーティストというのは、葛藤しながら変化しながら、生きることや死ぬことに常に真っ向から向き合い尽くした人であり、世の中に与えられるアートはその産物なのだな、ありがとうございます🙏、とボウイの生き様を見て思う

■どんなものも常にダイナミックに変化している。諸行無常。はかない。死ぬことは終わりじゃない、変わるだけ。ボウイの哲学。死生観。(ここにも、動的平衡)

■そうして最終的に、ごくごくただただシンプルに「ポジティブなものを世の中に届ける」のだと言うボウイ、かっこよすぎる。本当に素敵な歳の重ね方をして、良い顔つきで、そして死んでいくのだ、、、かっこよすぎる。

■そういう人の存在を知るとき、ああやっぱり、確かに人間のもつ希望や愛を信じることができる。人間は、どうしようもないしろくでもないし残酷で狡いけど、やっぱりそれよりもひとさじだけ、希望と愛と暖かく明るいものが勝つのだと思いたい。そしてそんな絶妙なバランスで一生懸命生きている愛すべき人間を祝福したい。そんな気持ちになって、とっても元気が湧いてきた。良い映画だった。