じゅ

マッド・ハイジのじゅのネタバレレビュー・内容・結末

マッド・ハイジ(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

Swissploitationな。名前覚えたからな。
まんまパラマウントみたいなことしててにやっとしたけど、あれマッターホルンだった?

冒頭から雄峰マッターホルンを背景に据えてたもんな。
そんなアルプスの山で暮らすハイジだけど、山の下ではスイスのマイリ大統領が自分の工場で生産したチーズで国民を洗脳して支配してて、他のチーズは違法としたことで山羊飼いのペーターが自家製チーズを裏ルートで流通させてた。それが見つかってペーターは捕まったその場で死刑、ハイジは矯正施設へ。復讐を違うハイジは施設長を殺して脱出し、なんやら大地の女神様に鍛えられて一騎当千の戦士に変貌を遂げ、いざ復讐へ。おじいさんを筆頭に村人たちで団結した集団と共にマイリのチーズ工場へカチ込み、見事マイリの頭と工場をドカン。
今、ハイジは同じ矯正施設へ入れられた末に下半身付随になったクララと共に、マイリの手下であり人を狂戦士に変えるチーズを開発してプロパガンダの責任者に昇進した男の前に立ちはだかる。2人は次回作『ハイジとクララ』で戻ってくる!


いや、次回作とかいいってwもう十分やることやったよw
何すんの?フランスが「使節団帰ってこねえし連絡もつかねえんだけど!」って攻め込んで来んの?

まあ何もはっきりしてない次回作はいいとして、今作からしてもう映像の質すごかった。まあエンドクレジットからして製作に企業が関わってるレベルの人数いたし。
このSwissploitation Films、ググったら「Make Swiss Film Great Again」ですって。いいノリしてんなw


ハイジもいいけど、結局じじいがかっけえんだよな。
冒頭で20年前にマイリのチーズ工場の前で蜂の巣にされたデモ隊の生き残りがあのじじいだったわけか。そういえばじじい右手に眼帯してたけど、デモ隊の生き残りの男も右目押さえてたもんな。じゃあじじいの前で死んでた男とその死を嘆いて頭撃ち抜かれた女がハイジの父と母か。で母らしき人を撃った、今も変わらずあの変わった形の煙草を吹かしてたやつがハイジに国旗で腹貫かれたおっさんか。ハイジに首に穴空けられたロットワイラー矯正施設長に尻調教されてたあのパグちゃん。それで顔見知りだったのな。

じじい、爆発炎上して崩れ落ちた家からウォーキングデッドばりにバコっと手を突き出したとことか超カッコよかったもんな。その前に草刈りの鎌研いでたのとか2階でライフル構えるのとか既にカッコよかったけど。
でやっぱ闘いの末に致命的な傷を負って、敵の最も重要なものを巻き込んで爆発退場するのよな。まじでかっけえ。


てか、地味にハイジよりクララが好きだったりしてる。
ハイジもぐるっと回って偵察隊だかを斬り刻んだとことかかっけえんだが。

ペーターは、あれはイケてるキャラなのか?って思ったけど、スイスの民族衣装ってたしかあんなかんじか。
正直ぱっと見、何らかの方向性をミスった成金かと思ったけど、民族衣装だと思ったら途端にしっくりくる気がするな。じゃあ、彼の服はあれでいいのか。いいんだな。

Happy goats make happy cheese!
じゅ

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