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手のmmmのネタバレレビュー・内容・結末

(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ロマンポルノというよりは、性描写が多めの恋愛映画という印象。

監督目当てで来ている客層も多そうだった。

現代版のロマンポルノの傾向なのかは分からないが、
ロマンポルノというと、性愛と情愛でぐちゃぐちゃになる男女の絡れを面白い演出で攻めていくイメージなので、少し消化不良。


歴代の男たちに会いにいったり、
あいかわらずおじさんと遊びにいったり、
新しい男と向き合ったりしてみるが、
ダメンズ好きのままだと、全然恋愛ではうまくいかない。

終盤、唯一かわいく見えなかった父に目を向け、親子愛を感じていくという展開に進み、女の変化があらわれるのかなーという希望的観測で映画は終わる。

もう少しこの監督の作品やロマンポルノを観ないと、評価しにくい。

主人公、男のダメな部分を可愛いと愛してしまうが、それゆえ、二番手の女扱いされてしまう。
亡くなったおじさんだけ恋人と対外的に紹介していたが、他はただ可愛いやら、彼女の中身に興味はない。
これだけ報われないヒロインが父の愛情に目を向け始めることで、彼女の人生が前向きに変わっていくかというと、あまり感じられず。報われないなーという印象。

こういう二番手の不幸背負ってる感じの女って可愛いよね〜という男目線の作品。好みはわかれそう。
mmm

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