手のゆうのレビュー・感想・評価

おじさん観察日記という非凡な始まりからの、いつも通りのセックス多めな邦画な感じ。松居大悟監督だから絵が良い。全体的にいい感じに色褪せてるような。
さわ子の途中途中のエモいモノローグと映画の主題がアンマッチな気がする。結局森との関係はなんだったんだろうか。何が影響してラストに繋がったのがイマイチ不明だった。

薬指に指輪のあるおじさんの手が探るように重ねられるの、キモくていい。嫌悪感が立つような演出。さわ子を自棄の都合の良い女だと勝手に思って説教かます男たちウザくていいな。

不器用甘酸っぱい恋愛な金子大地の演技とそういう演出なのにラスト唐突な感じだね。メモ、激ダサ非モテムーブだと思ったのに、ラスト最高の演出だったね。てか聞くな。聞くな聞くな。強めとか弱めとか。

きちんと繋いでこなかった手は、何処にも届かないんでしょうか。