手のタマネギのレビュー・感想・評価

女性側に寄り添ったロマンポルノ映画。
ポルノ映画は男性向けのイメージが強いかもしれませんが、本作は女性も見やすいポルノ映画になっているという印象。

父と娘の何とも言えない距離感が丁寧に描かれていて、土台こそポルノではあるけれどこの映画のテーマは家族愛だと思います
まさかポルノ映画で泣くとは思いませんでした。

父親との関係がうまくいっていないから
年上の男性ばかり好きになってしまう
というさわ子の描写がなんかリアル

ラストのさわ子の表情に
全てが詰まっていると思います。

• #松居大悟