ぐるてん

手のぐるてんのネタバレレビュー・内容・結末

(2022年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

おじさんとばかり遊んできた女が同年代の男と関係を持つ話。

完全な主観だけどやっぱり松居大悟は無理だ。見てて嫌悪感が半端ない。

この人の描く異性との距離感と、距離の縮め方、接し方が本当に苦手で"ちょっと思い出しただけ"を見た時も同様の気持ちになった。今回でもそれが滲み出てたのでもう確定で無理。

悪口はこの辺にしておいて、妹と姉の対比が描かれていて、誰とでも遊んでる人はいざ本気の恋愛したところでうまく行きませんよって言ってる気がした。
処世術として誰にでも愛想を人に振り撒く姉よりも、好きな人にだけ微笑みかける妹の方が好きな人から愛されるのは、好きな人からすれば自分だけを見てくれるのだから当然と言えば当然なのかもしれない。

他人のおじさん、父親のおじさん、そして同年代のセフレがおじさんになったらって事を考えたりと、タイトルは手ではなく"おじさん"じゃないのかなと少し思ってしまった。

お父さんと病院から一緒に帰るシーンでさわ子が「お父さん旅行へ連れて行ってよ」と言うと、お父さんは「さわ子が連れて行ってくれ」と言う。加齢で耳が遠くなったと言うが、お父さんは認知症が始まっているのではないだろうか。それに自分で気づいているお父さんは娘に頼ってみたのではないだろうか。しかし、ラストでお父さんが「さっちゃん旅行へ連れて行ってあげる」と言った時の呼び方の変わり方が本当に不気味で良かった。
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