さわ子が欲しかったのは、他でもない父親からの愛情でした。
父からの愛を感じていない反動で、年上の男性からの優しさに身を任せてしまったり、街行くおじさんたちに愛着を感じてしまったり。
本人もそれで…
少し不器用で自分から発信する事が苦手なさわ子が手探りで自分のバランスを取るためにおじさんに興味をもっていたはずが、出会ってしまったストレートに言葉にして、手を伸ばして来てくれる同僚の森くん。
この2…
アラフォーのおじさんの立ち位置で観ました。
劇中出てくるようなおじさんのようなかっこ悪さ・かわいさや、森さんのように性的に女性を搾取するダサさ・狡さ両方の身に覚えがあります。
ロマンポルノは一切観…
することで人との距離って縮まることあるけど、同時に埋まらない距離も必然的に感じさせられることになって、でもそれはきっと自分のこれまで培ってきた価値観(特に家族との関係)とその時の相手との関係性に依存…
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ほんとうに彼のこと好きだったのですか?セックス中の「好き」はあんまり信用していません。言っちゃうけど。
お父さんと向き合うことから逃げるためのハッピーおじさんコレクション。でもいつまでも若い女という…
めちゃくちゃ良かった、ロマンポルノである必要あるかね?と思うけどある種そこを描いてるからこそラストで泣けたんかな
錦鯉渡辺さんのいう「泣きジコり」はあくまで主題がそっちだけど、これは「おじさん」っ…
さわ子がおじさんに向かってあなたは外見しか褒めないと言うとおり、おじさんは若い女性を記号として消費しようとしており、その描写の絶妙なキモさに感心する。対してさわ子の方はおじさんを観察することを通して…
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日活ロマンポルノ50周年プロジェクトにおける3作品の1つ、『くれなずめ』『ちょっと思い出しただけ』の松居大悟監督作品。
原作は「人のセックスを笑うな」の山崎ナオコーラさんの小説ですが、未見です。
一…
日活