あご

夜明けまでバス停でのあごのレビュー・感想・評価

夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)
3.5
WOWOW録画


見えない未知のウィスル。
その恐怖に誰しもが怯え
疑心暗鬼になっていたあの頃。

私は幸いにも
この映画に出てくる人達の様な
当時、コロナ難民と呼ばれた人を
間近で見る事は無かったけれど

それでも自分自身、
職場の体制が変わったり
行きつけの店が閉店したりする様を
見てきたので胸が詰まる思いだった。

東京オリンピック
GO TO EAT
アベノマスク

本当、下らん事に金バラまいて
この国終わってんな。って思ったよ。

この映画の元になった事件の事を
恥ずかしながら私は知らなくて
観賞後に調べて悲しくなった。

頼れるものは無かったのだろうか。

プライド、しがらみ、
人間、色んな感情が時に
その先の行動の邪魔をする事も
あるだろうけど、なんかもっとこう、
上手く生きていく方法は無かったのか。

機能しているようで
実はあまり機能していない
行政の保障制度には やっぱり
見直しが必要だと思ってしまう。

なんで本当に必要としている人が
救われず、ズルをする様な人ばかりが
その恩恵に預かれてしまうんだろう。

映画のラストは
どう解釈したらいいのか
イマイチ分からない終わり方で
私的には そこが少し引っかかったけど
以前から気になっていた作品なので
観る事が出来て良かったと思う。


しかし居酒屋のマネージャー
本当、ゴミみたいな奴だったな。
あご

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