けいり部

夜明けまでバス停でのけいり部のレビュー・感想・評価

夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)
3.6
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  明日こそ 目が覚めませんように
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新型コロナウイルス蔓延に伴う緊急事態宣言の発出により、安定した収入も住む場所も確保でき無くなってしまった人たちの物語。
実際に起きた事件を基にした作品だがこちらは幾分か救いがある。

本当に苦しい時は
誰かに助けを求めるということ。

求めることすらしなければ、あっという間に底に落ちてしまうかもしれない恐ろしさ。
今ある自分の暮らしの苦しさは、全て自己責任なのだと押し付けてくる社会の情け容赦なさ。
ことあるごとに自助、共助を求められるばかりで、公助は果たしてちゃんと機能しているんだろうか。
新しく外国人労働者の支援をしている場合じゃなくて、かつて仕事を奪われてしまった方たちの支援を進めるのが先じゃないかと、そう思わずにはいられない。


「私 真面目に生きてきたはずです」
けいり部

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