大島渚賞記念上映会で鑑賞。
ずっと気になって見たいと思っていた作品。
アオイちゃんの芯の強さに圧倒されて前向きに生きようとするのに生活にはお金が必要でそのためだけに生きているだけなのに救いの手が逆に居場所を奪っているように見えて頑張っているのに生きづらい今を見ているようだった。
キャバ嬢してお金を稼いでいる時が周りから見ると未成年がお金を稼ぐところじゃないとわかっていてもアオイちゃんにとっては1番幸せな暮らしだったのかもしれない。
摘発されて職場を失い風俗でしかお金を稼ぐ方法がないのはみていて辛すぎる。児童相談所の職員も大丈夫といって保護のかたちで子供と引き離す。
風俗を辞めせたくて動いてくれた友達もなくしてしまい、頼りにしていたおとなには最後の最後に裏切られる。
物語が進むにつれ絶望しかみえなくなる。ラストに朝陽がさすのが本来なら希望なのかもしれないが、皮肉なようにもみえた。
見れて嬉しかった。見れて良かった。