昼行灯

大きな鳥と小さな鳥の昼行灯のレビュー・感想・評価

大きな鳥と小さな鳥(1966年製作の映画)
3.7
不眠のなか見たためよく分からず…

冒頭のクレジットを歌詞にしたオープニング曲をはじめ、早送りの多様など、コメディ要素が多い。全てのことが大袈裟というか戯画的に描かれているが、そこにあるのは社会派左翼のカラスと無学な父息子のロードムービー(?)ラストの饒舌なカラスを黙らせることを提案するラストにビビる。
というか、カラスの羽をむしり(?)、演技させていることがちょっと惨いし、そのカラスが急進的な左翼役なのも示唆的。

クローズアップのリバースショットと道を歩き続ける父息子のロングショットの対比が美しい。ふたつに別れた道で3人が歩く道を変えつつ前進していくのも面白い。
神に祈る父が、人々に抱き上げられる息子を見ている主観ショットとかが自由間接話法的ショットの例だったりするのかな
昼行灯

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