mars31

窓辺にてのmars31のレビュー・感想・評価

窓辺にて(2022年製作の映画)
4.8
東京国際映画祭で。
自分の感情について疑問を持ってしまった主人公が、悩みつつ人と出会い自分なりの答えを出そうとする物語。
感情の起伏がない主人公を稲垣吾郎さんがまるで普通にそこに存在するかのよう。玉城ティナさんをはじめとして出演者それぞれが全員魅力的だ。
舞台を観ているような長回しのシーン、リアルな会話、美しい日本語、溢れてきらめく光・・・143分が全く長く感じない。
1冊の文芸書を読み終わったような満足感、そして誰かと語り合いたくなる。
今泉力哉監督の優しさに溢れつつ、今泉作品があか抜けて大人の映画になった。
映倫No.123456は凄い!
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