ラピュタん

窓辺にてのラピュタんのレビュー・感想・評価

窓辺にて(2022年製作の映画)
4.3
小説のような映画的室内劇 パフェ付


稲垣吾郎を堪能する映画でした
その一歩引いた空気感を

いち観客としては、今のままの彼を観続けていたいとさえ思い始める長さにほっこり

長回しのシーンは見応え充分のスペクタル
みなさんステキでした
とくにトランプのシーンは抱腹絶倒🤣

玉城ティナさんの演技は初めてでしたが、不思議感と可憐さが最初からぶっ飛んでいて、SNS調で見応えあり

主人公は、ずっと窓辺にいます
小説家だった頃と別の世界を彷徨っているそのこころをにじませつつ、役に個性的で大きな魅力🤍を与えています 
後から染みこむ名演に引き込まれました 

今泉監督は、和風戯曲を稲垣吾郎で撮りたかったんだろうーナ🤗きっと

私小説を仕上げることは、次の作品を世に出すことを難しくしていく行為なのかな、と思った きっとそう…
自分の人生や愛する人をモデルにすることが書くときには必要なはずで、そうでなければ心に迫る作品はできないのかもしれない 映画の脚本もきっとそう…

主人公は優しいし、正直すぎる
彼は自分の人生をボンヤリ眺めている
自分を主張しないのは大きな疑念に囚われているからなのだ、きっと…
でもそれが良い! 
川の美しさみたいで

喫茶店で始まり☕️、☕️🍨、🍵、☕️…
喫茶店で終わります☕️+

2度目3度目と味わいが増しそう


高校生以上、カップルにも好適
珈琲好きにはとくにオススメ
家族向けではなさそうです
季節問わず、晴耕雨読
雨や曇りには劇場へ

⭐️直情的な、ストレートな恋愛って
 若々しい恋愛って良いなあ 
 パフェで気分が上がる頃…が懐かしい
⭐️ベッドシーンでも外してきた
 濡場はないのです💧が…
 三女優の美しさはしっかりと画面に✨
⭐️すべての出演者を輝かせている
 吾郎さんの瞳マジック ティナパワー 
 ゆりさんの素の魅力 もえかの官能美
 若葉くんの外し方 金髪の倉くんの意外性
 志田さんの母親感 詩音くんの孤独感


以下、ネタバレ直前
(読んでから観ても、一応OK)
〜 〜〜 〜〜 〜〜 〜〜 〜🌿
 



⭐️ティナが天使かと思ったら、意外にも本人こそが天使なのでした
パフェの苦手な天使が、いつの間にか周りを幸せにしていく❕ 窓辺の天使👼
⭐️若葉くんがスポーツ選手…って
 すごい外し方!つまり、この作品は…
 どう外してるかを愉しむ楽しみあり⚪️
⭐️ラストの余韻は
 彼の新しい作品がようやく生まれそうな気配ですね
 どんなパフェか?も気になりつつ
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