本当に力のある監督だなあ。
日本でこのような会話劇を見れる贅沢。(声出して笑う箇所が何度もありました)伏線とか、ネタバレとか、そんなもの関係のない物語と演出の強度。
どう言ったらいいのかな。
ポップな「ドライブマイカー」でしょうか。
「ドライブマイカー」では、主人公乗る車が、「どこにも行けない・閉じ込められる」装置として使われていましたが、本作では「小説を書く行為」がそれに当たります。
答えは自分の中にあるのではなく、
他者とのコミュニケーションによって生まれるんです。何かを手放せない人間が他者との関わりによって少しづつ変わっていく物語です。
素晴らしかった!