このレビューはネタバレを含みます
吾郎ちゃんを観に行くと決めた夜でした。
みんなが何かを悩んでいて、その時その時を真剣に生きてるな、と思えて、気づいたら登場人物みんなにどこかしら共感できた。
何かを手にすること、何かを手放すこと。
その繰り返しなんだね、人生は。
吾郎ちゃん演じる茂己が、正直すぎて、最後にはたまらなく可笑しかった。
水木との会話とかね。
窓辺にて、光が差し込むカフェのシーン。どの景色も好きだな。
どんな人間も、完全じゃない。
一つのパフェを2人で半分こするくらいが、ちょうどいいんじゃないかな。
ところで、茂己の唯一の小説は、矢野顕子の歌う「中央線」を思い出したよ。猫も、彼女も戻ってこない歌だよ。
もし茂己に相談できるなら、私もしてみたいと思った。
多分、えっそうなの?ってそうなのかなぁ?って言ってくれると思う。