フリーライターの市川は妻の浮気に気付くが、その裏切りにショックを受けなかったことにショックを受けていた。
ドロドロの恋愛模様となりそうなところ、軽妙な会話と稲垣吾郎さんの飄々として大らかな佇まいによって、可笑しさの滲むとてもチャーミングな映画に仕上がっていました。
女子高生作家は恋人との体験を次々と小説に書いて手放す。一方で（荒川の解釈だけど）書くと過去のものになってしまうからと、ずっと小説を書いていない主人公。
留亜ちゃんの彼氏に対する愛情はずっとぶれないね。
“手放す”とは。手放すことで新たに得るもの。あの“SMAP”を手放した稲垣吾郎さんの人生を重ねて考えてしまいます。
この世界に馴染めない生き辛い人々の上に、今泉監督の眼差しはいつもあたたかい。
最後の一刀両断には笑いました。確かに、女子高生とパフェとの並びでこんなに爽やかな中年男性はＳＦちっくだ笑
