リラリオ

窓辺にてのリラリオのレビュー・感想・評価

窓辺にて(2022年製作の映画)
2.8
誰にも相談できない悩みを抱えるフリーライターの市川茂巳。
茂巳は、その悩みを誰に相談すべきかずっと考え、悶々とした日々を過ごしていた。
そんなある日、文学賞を受賞した女子高生作家・久保留亜と出会う。

留亜の小説「ラ・フランス」の授賞式→茂巳は留亜にインタビューをする→が、逆に感想を求められる→手に入れたいものをどんどん手に入れていくが、すぐに手放してしまう主人公に何故か惹かれ、腹も立ったと正直に答える→茂巳を気に入る留亜→「小説、ちゃんと読んでくれたんですね」→茂巳は留亜に質問する→「あの主人公って、どなたかモデルがいたりするんですか?」→「いるっちゃいる。会いたい?」→「まぁ、会えるのなら、是非…」
後日、留亜に呼び出される茂巳→「会ってもいいって!」→「えっ!?」→「会ってもいいって、モデルになった人」→茂巳はモデルになった人物と会うことになる→「で、モデルになった方はどんな方なんですか?」→「まぁそれは追々…」

モデルなった人物は、1人ではなかった。
1人目は整備工場で働く留亜の恋人・優二→優二は茂巳を留亜に付き纏うやべぇオヤジと勘違いし、冷たく当たる→が、自分が小説のモデルになっていることを知り、喜ぶ→2人目は山奥で暮らす元テレビマンの留亜の伯父→伯父は同じくテレビマンだった留亜の父親の話をする→「私は体を壊したが、弟は心を…で、いなくなってしまった」→ヤラセ疑惑の濡れ衣を着せられ、失踪してしまった留亜の父親→「あの子が困った時は悩みを聞いてやってください。あなたはきっと彼女にとって必要な人だから」→茂巳はふと自分の悩みを打ち明けたくなる→「実は、うちの妻が浮気をしてるんですけど…」→「自分は色恋も嫌になっちゃって…だからその相談相手、私じゃないですね…」そして、相談する相手がいねぇのは周囲の人間を見下してるからじゃね?と言われてしまう。

誰にも相談できなかった悩み…
茂巳は、ある時編集者である妻が担当する売れっ子作家と不倫をしていることを知ってしまう。が、何故か嫉妬も怒りの感情も湧かず…何も感じない自分にショックを受ける。
今まで一緒にいた時間はなんだったのか?彼女にしてあげられることは何なのか?そのことをずっと考え、悩んでいたのだった…

果たして茂巳が出した答えとは…。

評価も高いし、今泉作品なので期待して観たが…う~ん…刺さらなかった。
妻の浮気相手・売れっ子作家の苦悩、茂巳の友人で怪我に苦しむスポーツ選手チビたま、チビたまの浮気相手・人気タレントの葛藤、チビたまの浮気を知りながらも耐える妻・志田未来、忘れられない元恋人、書くのをやめた小説、パフェの豆知識などなど色々ぶち込まれていたが…って感じでした。
とにかく長ぇ…ただパフェが食いたくなる映画だった。
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