上映中見れなくて、WOWOW での鑑賞。
元作家の茂巳(稲垣吾郎)と若手小説家、瑠亜（玉木ティナ）との、恋愛者かと思ったら、そうではなかった。
妻の不倫を知りつつも、その事に怒りを感じない自分にショックを受ける。
ただ、淡々と生きてる感じの茂巳を稲垣吾郎やサラッと演じてる感じ。
ドライといえばドライなんだろうけど。
そんな気持ちが平坦な茂巳の前に、作家としては有望な瑠璃(玉木ティナ）が彼氏とうまくいってない愚痴を言ったり、その彼氏もイマドキの茶髪の若者で、それを間の辺りにして、あまりに普通の若者同士でビックリしている茂巳が面白い。
最後に瑠璃の彼氏が『奥さん不倫してるのに何も感じない？なんてありえない。サイコパスでしょ』みたいなことを言って、それが目の前にいる茂巳の事。
大半の人の感情を代弁してる感じで、そうでない冷めてる自分はなんなんだ？と、フッと笑ってしまう茂巳。そういう役を吾郎ちゃんが好演してる感じです。
今泉力哉監督。この前『アンダーカレント』みて、どちらも映像が綺麗だし、人間同志の関わり方をじっくり撮る監督なんだと、思いみした。今は亡き三浦春馬の
『アイネクライネナハトムジーク』も今泉力哉監督でした。
