本作の元となった「イプシランティの3人のキリスト」とは、自分のことをキリストだと信じ込んでいる妄想型統合失調症患者3名を交流させ、その妄想が改善されるかを試す心理学的実験である。
ノーマークだったが、フォロワーさんのレビューに惹かれて鑑賞。
いろいろと考えさせられる作品だった。
今となっては当時の治療法が間違っていたことは明らかだが、とは言え、この実験が正しかったのかどうかも分からない。
それでも3人に少しの「安心」と「信頼」と「絆」が生まれたのは確かなのだと思う。
ヒューマンドラマとして非常によく出来た作品。
心理学に興味のある人には特におすすめしたい。