ロマンス・オン・メニュー　約束のミートパイのKomiのネタバレレビュー・内容・結末

このところ南米、欧州、いろんな街の暮らしと美味しそうな料理が出てくる作品で世界旅行を楽しんだ気分になってて、次はオーストラリア、と選んだ作品がこれ。
…このポスターからしていかにもベタなロマンスもの、しかもあんまり感性に響かなそうな気はしてましたが。

俳優たちが醸すケミストリーってありますよね。それを全く感じられなかった。主人公の女性は、作中の自分が経営するレストランのオーナーシェフのように、全て自分のタイミングで感じ考え悩み動き決め解決していったみたいな感じ。それに合わせて周囲を動かし周囲もおとなしく動かされて、彼らは何にも変わらない、って感じ。ラストの彼の告白すら、それ本心ですか？って感じで、なんだか最後まで共感できないまま終わってしまいました。

お料理の使われ方も食べたくなるようなものではなかった。
ミートパイの出番も、もう少し期待したんだけどな。伯母さんの思い出のメニューのはずなのにまあオーストラリアだからミートパイかな、みたいな使われ方が残念でした。