観る前は正直そこまで期待していなかったが、これがなかなかに面白い。
邦画版「ゾンビランド」といったところだろうか・・・。
物語にブラック会社を盛り込むことで、日常から非日常への切り替わりがいい感じに機能してるなど、色々と上手い。
基本的には非常に興味深く没入感のある作品だと思うが、ちょっとご都合主義が行き過ぎてる部分が気になる。
パンデミック中、ある場面で主人公をパワハラしていた上司らと遭遇するのだが、ちょっといくら何でもご都合主義すぎるのでは・・・。
いや、それに関しては全く説得力がないぞ！！
説得力がないといえば物語の舞台が東京なのに、ゾンビの数が異様に少ないように思える。
人口密度の高い東京で襲ってくるゾンビが何十体って少なすぎる気が・・・。
シーンによっては外に一体もゾンビがいない時もあるし・・・。
それとそこら辺にゾンビがウジャウジャしているはずなのに、何の危機感もなく温泉に浸かったり、キャンプを楽しむのはどうなんだと・・・。
まぁ、挙げたらキリがないくらいツッコミ所はあるが、個人的にはかなり楽しんで鑑賞することが出来た。
B級ゾンビ好きや「ゾンビランド」が好きな人は一度鑑賞した方がいいと思う。
