意外にゾンビのクオリティが高いコメディ。ブラック企業に勤める主人公がパンデミックをきっかけに「会社に行かなくていい！」と歓喜する逆をつく展開は面白い。
ただ欲を言えば90〜100分で収めてほしかった。
テンポがいいんだか悪いんだか、間延びする感覚は否めない…っていうのもゾンビと追いかけっこするシーンは動きがあるものの、役者がセリフに集中するシーンは絵が止まってるんですよね。
だからテンポ悪く感じて、結果的に体感時間が長い。これが大きなマイナスポイント。
とはいえ、たまにはこんなバカみたいな映画みたいって時にちょうどいいコメディ感なので、結構気軽にはおすすめできます。
あとは、ブラック企業の上司役の北村一輝がとことんクズ。さすがの役への入り込み具合に感心するばかり。
東日本大地震の時に社員を放って一目散に逃げた逸話のある前職の社長を思い出しました。
ゾンビ映画としては新しい意外なラスボスが笑えます。
そのアイデアは秀逸だよ。
コメディとして優秀。これは⚪︎⚪︎映画好きも必見です。
〈キャスト〉
天童輝(赤楚衛二)
三日月閑(白石麻衣)
竜崎憲一朗(栁俊太郎)
鳳沙織(市川由衣)
社長(川﨑麻世)
香坂すみれ(早見あかり)
香坂三喜男(高橋洋)
マキ(筧美和子)
レイカ(中田クルミ)
バスの運転手(ドロンズ石本)
マンションの管理人(佐戸井けん太)
小杉権蔵(北村一樹)
※2023年新作映画111本目
※2023年自宅鑑賞114本目
