みりお

ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のことのみりおのレビュー・感想・評価

3.3
「今日から会社行かなくていいのかーーーーー!!」
世界中でゾンビ映画が作られていて、いろんな角度からアプローチされたゾンビ映画を観てきたけど、ゾンビが大量発生している世界の中で、期待を膨らませて「明日何しよう?」とワクワクしている作品は初めてだったかも🤣👍
入社してから一年、一度も休みの無かった彼だからこその発言だったんだろうけど、生き生きと「やりたいことリスト」を作る主人公には、中盤までかなりの違和感が…w

ただそんな主人公が、元上司が仕切る組織に再度身を置いたあたりから、なんとなくこの作品のメッセージがわかったかも👀
ブラックな組織で理不尽に我慢している主人公からはどんどん表情が失われて、友達の言葉すら聞こえなくなっていった💦
怒られないように…言われたことを守れるように…
それだけを考えて、思考を放棄して仕事をこなす日々…
この世界を楽しむ権利が自分にはあるはずなのにそれを自ら放棄してただ時間をやり過ごす日々は、それこそまるでゾンビになったも同然🧟😱
だけど呪縛から解き放たれて、生き甲斐ややりたいことを見つけた主人公の表情はいきいきと輝いていて、外の世界は相変わらずゾンビであふれているのに、まるで別人のようだった✨
つまり外の環境がどんなであれ、自らの意志で選び取った夢は、きっとどんな苦境も打破するほどの力をくれる、ということなんですよね。
現状に満足していないのに、その辛さから目を背けて日々をやり過ごすことは、目の前にある幸せすら見えなくさせてしまうということが、なんとなく伝わってきました。
うん、きちんと意味のある、後世に残る仕事をしたいな…と改めて思ったり🤔笑

それにしても終盤のサメゾンビ🦈🧟‍♂️!!!
サメがゾンビになる映画までは見たことあったけど、まさか食べたゾンビを足として使うとは…この展開は神だわ🥹👏
サメゾンビに足をはやして陸で稼働可能にしたことで、もはや最強説すら持ち上がったじゃないのw
数多あるゾンビ映画の中で、みりおは絶対にこの作品のサメゾンビだけは忘れません😆💓💓


【ストーリー】

都内の大学を卒業し、制作会社に新卒入社した天道輝(赤楚衛二)。
「夢の社会人生活が始まる!」と意気込んでいたが、有能だが部下をこき使うパワハラ上司・小杉(北村一輝)の下で地獄の日々が幕を開け、部屋は荒れ放題で自分の時間などまるでない。
みるみる“社畜”と化していく中、ある朝重い気分でアパートのドアを開けると、世界はゾンビに溢れて一変していた。
みりお

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