架空の街・十函を歩きまわるロードムービー。不穏で空虚で、とにかく得体の知れない。自分の趣味ではあまり積極的に好まないタイプの作品ではあるのだが、主演カワシママリノの話し方、風貌といった不可思議な身体…
>>続きを読む黒川幸則監督作品。
寂れた街の只中でこんなにもおもしろい作品がつくれるのかと感動してしまいました。
本作の舞台となる十函は、美しい山林や海浜があるわけでもなく、かといって東京や大阪のよう…
なんとも言えない魅力溢れる作品。ゆるゆるな磁場と妙な時間が発生している閉鎖空間に迷い込んだ主人公がウロウロする映画。これはアリスかはたまたボルヘスか?役者たちが踊ってるシーン、工場でのフェスがよい。…
>>続きを読むいい加減な発語最高、何かを期待したくなるけどそれでいいやと思わせる時間の流れはチャン・リュル作品と通ずるような 空っぽの器としての主人公の佇まい(あの身体性すごい)に肯定されるものがあった 干された…
>>続きを読む片田舎をふと訪れ、ちょっぴり変な人々と出会い、当然目的もなくひたすら飲み飲み遊ぶ。知らない土地に足を踏み入れて、自分の知らなかった扉が開く感覚。不安を感じつつも心のどこかは満たされている。ヴィレッジ…
>>続きを読むこれを映画でやっちゃうのずるいなあ。大人になりきれないモラトリアムで成熟しない大人たち。そしてまた昼から延々と酒を飲む。道端で、工場で、スナックで、事務所で。同じところをぐるぐると。
私も誰かと昼間…