にわのすなば GARDEN SANDBOXの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 3ページ目

『にわのすなば GARDEN SANDBOX』に投稿された感想・評価

架空の街・十函を歩きまわるロードムービー。不穏で空虚で、とにかく得体の知れない。自分の趣味ではあまり積極的に好まないタイプの作品ではあるのだが、主演カワシママリノの話し方、風貌といった不可思議な身体…

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黒川幸則監督作品。

寂れた街の只中でこんなにもおもしろい作品がつくれるのかと感動してしまいました。

本作の舞台となる十函は、美しい山林や海浜があるわけでもなく、かといって東京や大阪のよう…

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なんとも言えない魅力溢れる作品。ゆるゆるな磁場と妙な時間が発生している閉鎖空間に迷い込んだ主人公がウロウロする映画。これはアリスかはたまたボルヘスか?役者たちが踊ってるシーン、工場でのフェスがよい。…

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やすい

やすいの感想・評価

4.6
かなりよかった。
希望も絶望もないが生活讃歌にも陥らない塩梅がいい。登場人物が皆明るいうちから飲酒して、寂れゆく町工場の行末と相まって、澱んだ行き場のない暖かさに包まれる。

いい加減な発語最高、何かを期待したくなるけどそれでいいやと思わせる時間の流れはチャン・リュル作品と通ずるような 空っぽの器としての主人公の佇まい(あの身体性すごい)に肯定されるものがあった 干された…

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ぱ

ぱの感想・評価

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キタガワの踊りが、それまでの弛緩した動きがタイムラグを経て一気に圧縮されたバグのようだった。
mare

mareの感想・評価

3.5

片田舎をふと訪れ、ちょっぴり変な人々と出会い、当然目的もなくひたすら飲み飲み遊ぶ。知らない土地に足を踏み入れて、自分の知らなかった扉が開く感覚。不安を感じつつも心のどこかは満たされている。ヴィレッジ…

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町を酩酊しながら彷徨う映画。つげ義春っぽさが味わい深い。

主演カワシママリノさんの不思議なリアクション、身体性が新鮮。

これを映画でやっちゃうのずるいなあ。大人になりきれないモラトリアムで成熟しない大人たち。そしてまた昼から延々と酒を飲む。道端で、工場で、スナックで、事務所で。同じところをぐるぐると。
私も誰かと昼間…

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内部と外部
平地と斜面
男と女
今と昔

これらを近づけたり、遠ざけたりするのが「地図」や「フェス」であり、環境音。

全体を通して、好みの耳触りではなかった。

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