スケボー、花火、酔いに任せたダンスとか、記号的に見える要素ばかりなのに、一体何なのだろう、この作品独特の温度は。
「退屈を集めた」十函という街ゆえなのか。登場人物たちの、全く格好つけてないのに面白い台詞ゆえなのか。
一日目の夜から二日目にかけて、この街の磁場に絡め取られていくような展開が、静かだけどはっきりドライブ感を持っていて面白かった。
シネマチュプキ田端で、鑑賞したら最後にキャスト・スタッフによるトークショーと、ライブまでついてきた。
主演二人が披露するエンディングソングはこの場でしか聴けなかったらしい。あんなに間近で弾き語りを聞いたことがなかったのと、午前中に就活して、ジャッジの視線を含むコミュニケーションに満身創痍になっていたこともあってか、泣きそうになってしまった。
序盤、ちょっとウトってしまったので、また機会があれば観たい。
