このレビューはネタバレを含みます
霊的ボリシェヴィキの方がまだ良かったんじゃないか。
ちょっとこれはギャグとしてもホラーとしても劣ってるよなぁと。
いきなり再現芝居が始まったと思ったら急に素に戻ったり、または実は演技は続いていたり。
その境界が曖昧だが、そこにはキアロスタミやロメールほどのアドリブによる奇跡はなく、ただただ支離滅裂なギャグに映るのみ。
もう読み解くということを放棄せざるをえないほど難解というよりも不可解な描写が続く。
霊的ボリシェヴィキの方はその振り切ったギャグっぷりにカルトホラーになり得る要素があったのだが、今回はそんなおふざけすら薄くなって本当にただつまらないものになってしまっていた印象。
久々にこれこそつまらないという映画を観た。
UNEXTのポイント返して。