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劇場版 荒野に希望の灯をともすのrのレビュー・感想・評価

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ひとは、自然に生かされていること。
どれだけ知能が発達して、地球をコントロールしていると思い込んでいても、人間はあくまで生物の一種類にすぎず、広大で全てに対して等しくある自然を支配することなんてできない。
自分の息子の消えかかっている命と、自分が助けられるかもしれない命を天秤にかけなければならないひとがいることも、そうしなければならない状況を作り出す責任の一端はいつも自分にあることを忘れない。
報復行為は、罪を犯したひとに罰を与える事よりも、戦いの後ろでひたすら生きている人々の命と希望を脅かす力の方が大きいこと。見えないところで弱り果てているひとはいまこの瞬間にも、それは遠い国でなくても自分のまわりに沢山いること。見えている大きな出来事だけに、思考の全てを奪われてはいけないということは、日頃意識しつつも見失ってしまうことはたくさんあるなと反省した。
裏切られても裏切り返さないということについて、最近よく考えている。今ではなくあってほしい未来のためにするべき行動が分かり、絶対的な悪を受けとめられる程の自分の信念に対する揺るがない強さというものは、どれほど考え抜けば持つことができるのだろうか。信頼は一夜でできるものではないという言葉は、いつも心に留めておきたい。行動の全ては自分のためであるということも。
殺すために空を飛び、生きるために土を掘る
平和とは理念ではなく現実的な力
武器を持つべき瞬間・持たなければならない瞬間というのはこの世のどこにも存在しない時間のことだし、武力による平和はあり得ない、8月は毎年このことを考える
似た内容や大筋のものは既に観たことがあったが、異常な暑さが続く中、この8月に改めて観られて良かった
「気まぐれに私たちを助けて、すぐ去っていくんじゃないですか?」
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