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ザ・メニューのowlマンのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・メニュー(2022年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

アニャ・テイラー=ジョイさんの、
綺麗さだけでは“満腹”にはならなかったです。

序盤から、
すでにレストランの提供が始まっているのですが...まだ“頭”と“心”のドレスコードができないまま話が進み...あっという間にデザートでした💦

“料理”や“不穏な空気”は良い香りなんですが、う~ん...私はどんぶり飯が食べたい!!



この映画に出てくるフルコースは、
私はシェフの生涯を表しているのかな?と思いました。(裏テーマはまだまだ探ります💦)

【1皿目・島】小さな何もない島で生まれた。
【2皿目・パンのないパン皿】パンすら買えない貧しいくらしをしていた。
【3皿目・メモリー】父は母にDVをしていた。それを助ける為に人を刺してしまう。
【4皿目・混乱】その父は拳銃で“自殺”をして、母が酒に溺れてしまう。
【ブレイクタイム・紅茶】幸せな日々が起こる、結婚や出産等。
【5皿目・男の過ち】シェフ自身がこの時に選択を間違ってしまったのかな?偉大なるシェフとして持ち上げられて(雑誌に取り上げられ?)。色々なモノメディアに追われる日々を送った。...その間に奥さんを蔑ろにしてしまう。
【6皿目・タイラーの駄作】自身のお店(または信用していた人物)の評価が落ちてしまう出来事が起こる(雑誌に書かれる?)
【デザート・スモア】最終的には妻子・レストランの従業員を路頭に迷わせてしまった。

【知識だけで食べる者】【お金だけで食べる者】【見栄だけで食べる者】【言葉だけで食べる者】誰も“食欲”を満たしたいといった本能で食べる物がいない、それを当たり前のように提供している“自分自身”に絶望したのかも知れない。

最後に料理人を志した時であろう“ハンバーガー屋”さんの日々、気取った料理ではなく“食べたい”と欲求を素直に注文した主人公に満足したように思えました。


会話や、提供する料理に注力してみていたりしたんですが...自分的には複雑怪奇で、色々と調べてみたら...【最後の晩餐】のメタファーって事を知ったらしっくりしました!皆さん凄いですね💦

知識の下ごしらえがまだまだです。
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