このレビューはネタバレを含みます
めちゃくちゃ好きな映画。
食べ切れないから、お持ち帰りにさせてもらうわ。ってそんな頓知を効かせるパターンで脱出に漕ぎ着けるとは思いもよらず。
これがハマらない人ももちろんいると思うけどわたしはめちゃくちゃ好きな展開でした。
マーゴだけは選ばれた人じゃないからこそ使えた手で、残された人たちももうこの時点では結末を受け入れてるんよね。アンはこっそり手振りで早く行ってってマーゴの背中押してるところも、それまでに女子だけで飲んでるシーンがあるからこそのちょっとした結束感が現れてるように見えた。
シェフが樽取ってこいと言うシーンで
マーゴとエルサが同じ髪型であるのに気づいた。
これってマーゴは上手いことすればエルサの役割に取って代われるということ?!とはっとなりました。見返してみないと確証ないけどマーゴとエルサが同じ画に揃って収まってるのはここのシーンまで意図的に無いのでは。そう思うと緻密なシネマトグラフィにゾクゾクする。
盛り付けしたお皿も映画では使わない、マジカルクッキングとかフードバトル系番組さながらのショットを活用しててこれもなんか昨今のフード系人気を象徴してて良い。
最後マシュマロのケープにチョコレートハットを被ってる姿がもうなんともシュールでいて狂気じみてて最高。
あーはやくもう一回見直したい。