自宅シアターにて鑑賞。
前知識入れずに見たが、なるほどそういうコースでしたか。後藤の高級レストランで繰り広げられるシェフと観客饗宴によるフルコース。いや最後の晩餐か。
ホラーサスペンス的な展開はそれなりに楽しめたが、正直シェフの勝手な憎悪と復讐感が強くて見終わった印象は胸糞感が強い。主演のレイフ・ファインズの狂気の演技の賜物と思うが、もう少しこのシェフの背景や心情も描いてほしかった。でもこの狂った感じはジワるし、胸糞感も製作側のしてやったりなんだろうなぁ。
そしてやっぱりアニャ・テイラー・ジョイの存在感。本作に限らずだが彼女がいるだけで映画に凛とした華が出る。本作でも客の中で唯一の違和感として登場するが、アニャの際立った存在感がベストマッチだった。
それにしても、ここに来た観客は確かに褒められたもんじゃないが、流石に可哀想になってしまった。与える側と奪う側。分かるけどそんな壮大な復讐に繋がるのか…落ち目の俳優とか正直難癖状態だったよねw
そんな中でアニャの同伴者、ニコラス・ホルトは一番気持ち悪かったかも。
奇しくも孤島にセレブが集まるという設定は、グラスオニオンと同じ。映画的には最高のシチュだが、良くも悪くも料理の仕方次第ですなぁ。
あ、勝手な批評書いてると招待状来ちゃうのかも(汗)