このレビューはネタバレを含みます
クルーズ船での船旅ってその時点でドラマチックで、あらゆることが非日常にみえる
少人数での初めましてのグルメ島を提供っていいな
1日の宿泊客が限られていてディナーを長テーブルで星空の下砂漠でご一緒し、その日の出会いを大切に、談笑することのできるホテルを思い出す
あの世界各地からのストレンジャーがその日その時間を共有する感覚
例えご一緒しなくても、ホテルに宿泊するのってそこに日常から切り離したドラマがあるから、濃いめのドラマがたくさん転がっている
ミッドサマーみがある、異集団へのご招待
人の口に入り、血となり肉となる食事を作るって責任重大だよなあ
お客はまな板の上のマグロ
これ色んな場面でそうであるからマグロの立場も調理者の立場もおもしろい
集団での同時給仕もおもしろい
緻密繊細にピンセットを使用するような計算された美味しさ、おおざっぱに感覚頼りのアットホーム美味しさ
味わう、すべてを。そんな経験を積み重ねたい。
海水のシャーベット、溶解を楽しむ変化を楽しむ
ストーリーを味わう意味ではブラックジョーク混じりに感性も刺激しつつ、ある種エンタメ的にさらっと楽しめる