ちゃ鍋

ザ・メニューのちゃ鍋のレビュー・感想・評価

ザ・メニュー(2022年製作の映画)
3.2
主人公の女性がいいキャラで顔もよく、演技も上手く頭が切れてかっこいいのがよかった。対してシェフの方はの方は、俳優が狂気になりきれてない感じはあったがそういうキャラクタとして飲み込める範囲だったし、明確に信条があるとは言いきれない感じが入り込みにくかったものの料理に対する熱情や言語化による説明としては良かった。
メタファーとしての火がとてもよかった。原初的な調理方法であり昇華であり火葬であり鎮魂だったのでラストは救いとしてちゃんと把握できた。こういったサイコ×グルメものって殺害シーンの後安易にカニバリズムに走りがちだけど、キャラクターの死を料理を味わうためのエッセンスとして扱っていたのは面白い視点だった。
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