完成披露試写会に参加させていただきました。映画って楽しいなと思える素敵な作品でした。劇場でも何度も笑いが起こっていましたし、私も何度も笑いました。友達や家族と一緒に行っても皆が楽しめるような作品です。
笑えるだけでなく、終盤にかけては何だかとてもじーんと来ました。狂児と聡実くんの関係性が良い。私はこの作品を見て、年齢も立場も全く異なる人と人が出会い、関係を築いていくのを描いた作品が好きだなと改めて思いました。ストーリーは似ても似つかない話ですが、今年5月に見た『不思議の国の数学者』という韓国映画を思い出しました。思いもしない突然の出会いが人生において、忘れられない出会いになることがあるのです。
ストーリーは音痴なヤクザが中学生から歌を教えてもらおうとカラオケに誘うというシンプルな話。それ以上でもそれ以下でもない。それでもこれだけ面白いのは、原作がそうなのだろうが、人物それぞれのキャラクターが立っているからだと思う。主人公二人だけでなく、合唱部仲間から映画を見る部の友人、聡実くんの父母、ヤクザの組員、狂児の父母と端から端まで濃い。だからこそどのシーンも笑える。
聡実くん役をオーディションで勝ち取った齋藤潤くん。役と同じく変声期が撮影時期に重なっていたそうですが、それが逆に功を奏していたと感じます。聡実くんの歌は掠れも含めてこその良さです。あの時、あの瞬間の齋藤潤くんだからこそ撮れた聡実くんだと思います。
綾野剛は今作が20年の俳優人生で初めての青春映画というから笑ってしまいます。ヤクザ役というとまたかよと思う人もいるかもしれませんが、全然違います。みんな狂児のことを人として好きになるだろうなというキャラクターを見事に演じていました。紅を歌う姿も最高。
エンドロールにはリトグリの紅が流れ、それはそれで良いのですが、『花腐し』を見てしまった私は狂児と聡実くんのデュエットを聞いてみたかった…！と思ったのでした。
また狂児と聡実くんに会いたいな。
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何回目かの鑑賞で気づいたこと追記。
合唱曲の歌詞に注目すると選曲が物語と通じすぎていて震える。特に影絵の歌は狂児と聡実くんのための曲か？！と思ってしまうほど。
「俺が行くのは地獄に決まってるけどな」「お前らなんか狂児と一緒に地獄に落ちてまえ！」と出てくるように地獄行きが決まっているヤクザの狂児に対し、「僕は死んだって天国なんかに住んだりしない」。これが聡実くんのアンサーかと思うと気が狂う。
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2023.12.04完成披露試写会@TOHOシネマズ六本木ヒルズ 綾野剛、齋藤潤、芳根京子、やべきょうすけ、チャンス大城、八木美樹、後聖人、北村一輝、山下敦弘監督登壇
2024.01.27 TOHOシネマズ新宿
2024.02.07 TOHOシネマズ新宿
2024.02.10 TジョイSEIBU大泉
2024.02.18 立川シネマシティシネマワン極音上映
2024.02.19 大ヒット御礼舞台挨拶@TOHOシネマズ新宿 齋藤潤さん登壇
2024.02.19 大ヒット御礼舞台挨拶@立川シネマシティシネマワン 齋藤潤さん、世武裕子さん(音楽)登壇
2024.02.19 大ヒット御礼舞台挨拶@立川シネマシティシネマワン 齋藤潤さん、世武裕子さん(音楽)登壇
2024.03.09 大ヒット御礼舞台挨拶@横浜ブルク13 齋藤潤さん、八木美樹さん、後聖人さん、山下敦弘監督登壇
2024.03.09 大ヒット御礼舞台挨拶@TOHOシネマズ川崎 上映後 齋藤潤さん、八木美樹さん、後聖人さん、山下敦弘監督登壇
2024.03.09 大ヒット御礼舞台挨拶@TOHOシネマズ川崎 上映前 齋藤潤さん、八木美樹さん、後聖人さん、山下敦弘監督登壇
2024.03.20 シネクイント
2024.03.31 岡聡実大生誕祭記念舞台挨拶 @TOHOシネマズ日比谷 齋藤潤さん登壇
2024.04.01 TOHOシネマズ新宿
2024.05.05 フォーラム山形 成田狂児大生誕祭
