襟

カラオケ行こ!の襟のネタバレレビュー・内容・結末

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ヤクザの男と中学合唱部部長男子がカラオケレッスンを通じて絆を深めていく話

年明け早々最高の映画が来てしまった
成田狂児と岡聡実、両方とも沼男すぎて2人がお互いに時間を費やすことによって生まれる幸がある

とにかく画面に映る綾野剛さまが全部いい
どの角度から撮っても、寄っても引いても、ここまで最高な役者なかなかいない…しかもヤクザ、もうずっとヤクザやっててくれ
関西弁「可愛ええなぁ」ありがとうございました

岡聡実役の齋藤潤さん、新人で16歳とは思えん超演技力
もしかして人生2周目??ってレベル
セリフの間の取り方が上手すぎて震える
演技指導だけでここまでならない気がするんだよな、こういう人材を大型新人と呼ぶんだろう

下町感溢れる画面に愛おしさが止まらない
新しくないけど掃除はちゃんとされている水槽みたいな感じ

テンポとか最早気にならない、だってこの時間がずっと続いて欲しいから
屋上で話すシーン、永遠に見たかった

岡聡実の中学生特有の無警戒さ、危うさがリアルだから、出会ったのが成田狂児であることに運命を感じる

紅をカスカスの声変わりの声で歌うシーンとか
「聡実くんは"聡い果実"やからなぁ」のセリフとか、
好きな物をわざと組長の前で嫌いっていう作戦を実行した狂児が、組長の前で聡実くんの話ずっとしてたことが分かる刺青とか
細かい最高シーンが連綿と続いて幸せな時間だった

あと知り合い5人くらいに勧めたい
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