紅だぁ〜！！！
学生時代、誰かしらカラオケで入れてはコテンパンにやられてきたX JAPANの名曲。
ヤクザの狂児（狂児）は組長主催のカラオケ大会で披露しなければならず、会場でたまたま見つけた合唱部の聡美君に教えを請うという立ち上がり。
基本はコメディタッチながら、聡美君の思春期特有な悩みも絡んで、良い感じのハートフルな話しが展開されていく。
趣味で繋がる関係性っていいよね。
大人になると友達って簡単にはできなくなるし…今作は師弟関係なので厳密には違うけれど『メタモルフォーゼの縁側』と少し似てるかな。
こちらはカラオケ、あちらはBL漫画。
歳や立場に関係なく好きなものに対して熱く語れるのは幸せな事。
最初は距離のあった二人もどんどん仲良くなっていき、互いのことを慮れるまでに。
結末は予想通りながらもほっこり温かい気持ちに満たされ終了。
原作未読でも十分楽しめた。
そして…ヒゲダン、X JAPAN、King Gnu辺りは鬼門だなぁと改めて実感。
『白日』に手を出してはいけないし、世代的には稲葉浩志様のハードルも。
「全部裏声で歌うの気持ち悪いです…」
これこそ、聡美先生からの格言。
原曲キー高めの歌を選曲する方、肝に銘じましょう。
