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カラオケ行こ!のMKのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
3.8
『紅だーっ』
『終始裏声が気持ち悪いです。』
笑ったー。

カラオケ好きのブラック企業のカラオケ大会でビリになると社長から一生消えないお絵描きを身体に刻まれる罰ゲームあり。
そんな罰ゲームを回避するために、ブラック企業所属の成田狂児が中学校の合唱部部長をカラオケに誘って…なはなし。

「紅」の位置付けというか立ち位置が我々世代?にはなんとも絶妙なこともあり、そこがジワジワとくるのが堪らなかった。

前奏46秒、間奏29秒(適当)なヘビメタな尺取りとか…しかも初期にギターでコピった曲でもあるし。

そんな自分にとって摩訶不思議な青春メモリアルソングをモチーフに綴られる物語は世武裕子さんの楽曲とともに、笑ってジンと来てとってもほっこりできるものだった。

綾野剛演じる成田狂児のキャラがなんともツボ、基本フラットなのに紅だけ別人格。

キャラ性十分のブラック企業の職員、合唱部の部員も含めて小ネタ満載のクスクスワールド。 

ラストのスナックやほんとのラストまで、願ったとおりの結末でストレスなく楽しめた。ミナミ銀座もいい雰囲気で好き。

キティの兄貴最高、配信されたら家でもうちょっと大きな声で笑いたいかも。

『聡実く〜ん』

とっても不思議な友情をもう少し観ていたかったくらい。
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