歌上手くなりたいヤクザが指南を乞うのはまさかの合唱部中学生！
カラオケBOXに二人きり。最初は狂児の圧に怯えながらも、その切実さを受け容赦ない指摘をする聡実wそんな歪だけど対対な関係によって縮まる距離…
〝紅〟に染まる形容し難い交感にキュンキュン&めちゃ泣いた。いや〜大好き！
中学生の聡実が親や先生以外の大人と関わるには狂児はハード過ぎるけどwそんな刺激的な関係を通して声だけじゃない心の成長、思春期のキラキラと寂しさを絶妙なバランスで描いてた。
まあ設定からして奇抜な物語やし、こんなお茶目な筋モンいねぇわ〜とか思いながらも、緩々なコメディに流れ過ぎない二人の距離感や合唱部周りの控えめなエピソードなど、現実感ないようでリアルな感情は伝わる不思議な青春映画でした。
そしてお茶目なのに、ほんのり怖さも漂わせる狂児がそんなフワフワ青春を更に際立たせてたし、綾野剛の色気がとにかくヤバいw
自分も中学ん時にこんな大人と出会いたかったと…狂児に惚れた！
そして合唱部での青春模様も魅力的で純情な感情が空回ってた和田くんも良かったしwそんな彼の心を壊れないようにやんわり受ける中川さんの優しさや副部長としての立ち回りにも泣けてきた。
聡実を演じた齋藤潤くんを始め、そんな若い俳優らのナチュラル演技も素晴らしかったので合唱部だけで1本映画撮ってほしいぐらいですw
